生命科学の力で、
未来の医療と健康の可能性を広げることを使命とします。
最先端のバイオテクノロジーを通じて、疾患の予防・診断・治療に貢献し、
一人ひとりのQOL(生活の質)を高める持続可能な社会の実現を目指します。
                       
                        — CGM Innovation株式会社 バイオ事業部
NMN
                        NAD⁺
                        エクソソーム
                    β-Nicotinamide mononucleotide
※本製品は、研究用試薬であり、ヒトへの投与(医薬品・サプリメント・食品)には使用できません。 
                                 また、個人消費者向けには販売しておりません。
                                原料紹介|NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)
 NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、補酵素NAD⁺の生合成経路における重要な中間代謝物です。
                                    ヒトの体内では、ニコチンアミド(Nicotinamide)から酵素Namptの働きによりNMNが生成され、さらにNAD⁺へと変換されます。
            CGMイノベーションでは、独自の製造技術と精製プロセスにより、高純度かつ安定性に優れたNMN原料を製造しています。
                                    NMNには光学異性体としてα型とβ型の2種類が存在しますが、当社が供給するのは、「生理活性の高いβ型NMN(β-Nicotinamide mononucleotide)」です。
                                    NAD⁺は、すべての生物の細胞内に存在する普遍的な補酵素であり、古くから酸化還元反応に関与する因子として知られてきました。
                                    近年の研究では、NAD⁺依存性の脱アセチル化酵素「サーチュイン(Sirt1, Sirt3など)」との関係が注目されており、特にSirt1は老化や代謝、炎症制御など、さまざまな生命現象の制御に関与することが明らかになっています。
                                    また、Sirt1の活性化にはレスベラトロールに代表されるSTACs(Sirtuin-activating compounds)のような化合物が知られていますが、SirtuinがNAD⁺依存性であることから、細胞内NAD⁺濃度を上昇させることで、同様のアンチエイジング効果が得られるのではないかという仮説が提唱され、NAD⁺の前駆体であるNMNがその中心素材として注目を集めています。
                                    NMNの体内での吸収機構や分子レベルでの作用機序には未解明な点も多く、現在も多くの基礎研究・臨床試験が進行中です。
                                    一方で、以下のようなマウス実験による有効性の報告がなされています:
                                    高脂肪食負荷に伴う耐糖能異常の改善
                                    老化によるミトコンドリア機能の低下改善
                                    虚血再灌流モデルにおける梗塞巣の縮小
                                    長期摂取による神経幹細胞減少の抑制
                                    こうした研究成果から、NMNは糖尿病、神経変性疾患、心血管疾患など、加齢に関連するさまざまな疾病の予防・改善素材として大きな可能性を持ち、アンチエイジング分野における応用に高い期待が寄せられています。
                                基本情報
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 製品名 | CGM β-NMN 原料(試験研究・OEM対応) | 
| 分子式 | C11H15N2O8P | 
| 分子量 | 334.22 | 
| CAS番号 | 1094-61-7 | 
| 純度 | ≧98%(HPLC法) | 
| 形状 | 白色〜微白色粉末 | 
| 保管条件 | 冷暗所(2〜8°C)密封保存 | 
構造式
 
                                 お問い合わせ
| 包装 | 製品番号 | 
|---|---|
| 300mg | CGM0809FDC | 
| 500mg | CGM0809FDC | 
参考文献
Yoshino J, Mills KF, Yoon MJ, Imai S. (2011)
                                    論文タイトル:Nicotinamide mononucleotide, a key NAD⁺ intermediate, treats the pathophysiology of diet- and age-induced diabetes in mice
                                    掲載誌:Cell Metabolism 14: 528–536
                                    概要:高脂肪食や加齢により誘導された糖尿病モデルマウスにおいて、NMNを投与することでインスリン感受性や耐糖能が改善され、代謝制御における有効性が示された。
                                    Gomes AP, et al. (2013)
                                    論文タイトル:Declining NAD⁺ induces a pseudohypoxic state disrupting nuclear-mitochondrial communication during aging
                                    掲載誌:Cell 155: 1624–1638
                                    概要:加齢に伴うNAD⁺の低下が細胞内に“偽低酸素状態”を誘発し、核とミトコンドリアの情報伝達を阻害することが判明。NAD⁺補給(NMN等)による老化現象の予防的役割が示唆された。
                                    Yamamoto T, et al. (2014)
                                     論文タイトル:Nicotinamide mononucleotide, an intermediate of NAD⁺ synthesis, protects the heart from ischemia and reperfusion
                                    掲載誌:PLoS ONE 9: e98972
                                    概要:虚血再灌流障害マウスモデルにおいて、NMNの投与により梗塞領域が有意に減少。心筋保護作用を有することが報告された。
                                    Stein LR, Imai S. (2014)
                                    論文タイトル:Specific ablation of Nampt in adult neural stem cells recapitulates their functional defects during aging
                                    掲載誌:EMBO Journal 33: 1321–1340
                                    概要:成人マウスの神経幹細胞におけるNampt遺伝子の欠失実験から、加齢に伴う幹細胞機能低下が再現された。NMN経路が神経幹細胞の維持に不可欠であることが示された。
                                      検索
                                検索  
                         
                     
                                  
                     
                         
                         
                        